100km歩くことになりました。結果から。歩けました。ああ歩けました。100km。
100kmは地獄と天国と。途中記憶なし。
100km歩くことができました。
朝8時30くらいのスタート、翌日の!13時30くらいのゴール。
約29時間寝ずに歩き続けました。
いやうとうと夜明けは寝ていたかもしれない笑
100kmを歩く中でいかに多くの感動・感激・感謝を味わうことができるか
気付きもたくさんありましたし、色々みなさんにご迷惑をかけながら
新しい出会いもあり、感動ありの素晴らしい大会でした。
サポートをしてくださった皆様
応援くださった皆様ありがとうございました。
大会委員長いわく
”タイムや順位を競ったりするのではなく、極限の状況下でしか気付くことのできない“何か”を得るための大会”
とのこと。何かとはなにか。極限とは。
極限それは自分の気持ちと夜中の寒さと眠さとの戦い。
夜中は寒くてブルブル記憶が飛びました。
サポートしてくださっていた方が本当に上着やら食事やらサポートしてくださってなんとかなんとか。
朝方は眠くて木にぶつかりながら歩きました。
サポートの人が一緒にすぐ隣で歩いてくださってなんとかなんとか。
終盤はタイムぎりぎりでものすごい最後のパワーを振り絞りました。
最後は現地で知り合った方となんだか友情のようなものが芽生えました。
50km地点。歩く事に飽き飽きする。
50kmの時点でもうくたくたになっていました。
ああ、飽きたなぁ。ひたすら歩くだけ。おなかすいたな~コンビニがあるごとに
コンビニに寄る事だけが私の目標となっていました。
なにしろ夜中はまわりにも人が少なくなり(人によって距離があく)
そもそも仲間と参加したものの、私がマイペースに余裕で最初の方遊びまくっていたので
気がついたらひとりでした。
基本的にひとりでマイペースがしょうに合っているのでそれは苦ではないのですが、なにしろ飽き飽きしていました。
50km地点。もう歩けない。
なんだか気持ちも萎えてきて、身体もぐったりボロボロしてきがします。
歩けない。もう歩けない。歩けないよぉ。
倒れるようにサポートの仲間の前でくずれます。
「大丈夫か?マッサージを!食事を!」とサポートしてくださって。
あまりにももうボロボロで泣きたくないのに涙がぼろぼろ流れます。
応援にきてくれていた仲間の子供ちゃんにサポートしてくれてる仲間が
「このお姉ちゃんすごいんだよ」と話してくれています。
もう感情なんておいてけぼりで涙だけがながれて動けない。
気持ちは身体を動けなくしたり、動かしたりする。
仲間が二人がかりでマッサージしてくれます。
「ん?」
仲間があれ?という顔をして
「ルカコ全然足大丈夫だけど」笑
「え?」
「他のメンバーはもっと固く硬くなってもう歩けないかもやばいかもと思ったけど
ルカコの足全然だよ。大丈夫。気持ちの問題だけかも」
あまりにも拍子抜けする言葉に涙もとまる。
そ、そうなのか。とりあえずなにか食べて。と食事をもらって
落ち着くと歩けそうな気がする。いや歩けるどころの騒ぎではない。
活力がみなぎってきて走りたいくらいの気持ちになってきた。
人間は面白い。あれだけもう歩けないと思っていたのに
少し休憩して人とお話していると歩けるような気がしてくるのだ。
その後、ものすごいスピードで歩けた。
自分でもびっくりするくらい早く。なんか歩くのが楽しくもなってきた。
人の身体は気持ちが動かしているのだという事が実体験で本当によくわかった。
仲間たちと。
一緒に参加したメンバー、サポートしてくれたメンバー
途中50kmで歩けないような気がするハプニングや、夜中眠気に襲われたり
夜中寒さで凍えて、木にぶつかりながら記憶が飛びながら歩いたり。
本当に色々な事があったのだけれどなんとか歩けた。
なんとか歩けたのはみんな一緒に完歩したいという想いと、サポートしてくださっている方の想い。
大会のサポーターの方々の想いがあったからなんとか歩けたと思う。
気付きと反省
サポーターのみなさんが言うには私は体力だけは全然歩ける、余裕だという。
本当気持ちだけの問題。
あと最初の方でいろいろ遊びすぎた。余裕をもちすぎてコンビニに毎回寄ったりしていた。
歩くスピードは6kmとか7km/hの時もあるくらい元気だったり、本当みんなが心配するくらい前に進んでいないこともあった。
なんせ気分にムラがありすぎる。追い込まれないと本気が出せない。
そういう根本的な私の癖がわかったのも大きな気付きだった。
出会いに感謝。
ひょんな事から大会委員長の方とお話する機会ができたり、同じペースで最後ぎりぎりに歩いていた
知らないお兄さんたちとお互い励ましたり残りの時間の話をしながらなんとかゴールできた。
最後はちょっとしたのぼり坂、くだり坂がありゴールするのだがそこで彼らと大会委員長が待ってくれていた。
「有言実行ですね」
「待ってたよ!一緒にゴールしよう」
そして見ず知らずの私と一緒にゴールしたのだ。
なんか戦友のような変な仲間意識が生まれた。ありがとうありがとうありがとう。
今回の100kmを参加するきっかけをくれた、そしてサポート、待ってくれていたみんなありがとう。
一緒に参加した仲間のお子さんが最後に手作りのメダルをくれた。
彼女はずっとみんなを待っていて仲間のみんなにメダルを渡した。信じて待っててくれてありがとう。
本当に色々な事があったこと、まさか29時間もかけて100km歩けた事。
なんかまだうまく言えないけど、よかった。