子どもの頃、いじわるをしてきた男の子は実は自分のことが好きだった、なんて思い出多かれ少なかれあるのではないでしょうか。
もしくは、好きな子に対して素直になれず突っかかっていくなんてことも経験ありませんか。
今、ママになって、そんなお子さんの様子に『かわいい!』という気持ちや甘酸っぱい懐かしさを感じる時がありませんか?
これもまた、子の成長ですね。
ですが、今回はそんな初恋云々の話ではなく!!
次女のとんでもない発想と私への風当たりの悪さへの真相をご紹介します。
nakagawa家の次女のツンデレ具合はこれまでお話してきた中で十分おわかりいただけているかとは思います。
しかし、ここまでくるともうお手上げの母です!
バイキンマンってアンパンマンのこと好きだよねー!?
先日次女が風邪気味で、病院に行くほどじゃないけど、ちょっと自然治癒だけでは不安!?という体調だったんです。
そこでアンパンマンの風邪薬を買ってきて飲ませていました。
(こういうときって民間療法でも乗り越えられそうですけどね。)
すると例のパッケージをじーっと見て、ほっぺの赤いバイキンマンを指さしながら
「バイキンマンって・・・」
(お熱でかわいそうだねとかいうのかな?私みたいにお風邪なんだねとかいうのかな?と思う母)
「アンパンマンのこと好きだよねー」とニヤニヤ言うのです。
「え?好きなん!?」とストレートにしか返事できない私。
「そうだよ。バイキンマン、アンパンマンにいじわるするでしょう。」
「・・・好きだからだよ。」
えええええええ!!!!????
「ごめん。ママぜんっぜん分からないんだけど、あなただったら好きな子にいじわるするの?」
「そうだよ。」ニヤリ。
えええええええ!!!!????
「ごめん。教えてほしいんだけど、あなたがママにいじわるしたり、すぐママに怒ったりするのって好きだからやってたの?」
「そうだよ。」ニヤリ。
えええええええ!!!!????
ホンマやめて。。
だから、バイキンマンは悪いことをするんだってそんな風に考えたことなかったよ!?
ママは初めて知ったよ!?
そして君がママに冷たくする理由も、君の思うバイキンマンのアンパンマンへの感情と同じだってことも、初めて知ったよ・・・
そしてnakagawaは言葉を失った。
悪い子にはお仕置き!?
ある日、娘たちがパパに本を読んでもらっていました。
そしてでてきた悪者に対し、どうすればいいのかな?!と問いかけていました。
長女の2/3は優しさでできているので、仲良くしてわかってもらうとか説得の方に話を進めます。
次女はというと、またやってくれました。
「悪い子はね、鼻をかめばいいんだよ。」
えええええええ!!!!????
目には目をじゃないけど、悪者は鼻噛まれるの???
そんなん初めて知ったし!!
ってか、悪い子には痛みで分からせるとかどんな教育法やねん!!!!
恐ろしすぎる次女。
幼稚園でやらかしてきていないのがせめてもの救いか!?
いやいや、外面の化けの皮が剝がれるのも時間の問題。
彼女の心をなんとか長女寄りに成長させたいと強く願った出来事でした。
子どもの問題はパパと相談
いじわるをするという点では、現在被害者は母と姉のみに絞られています。
しかしながら、これが成長と共に幼稚園のお友達にしでかしたりはしないか。
ましてや、悪い子の鼻は噛みかねない状況なのです。
なんとか、芽が出る前に(芽が小さいうちに!?)摘んでしまいたいブラックな次女の心。
ここは主人との話し合いです。(同じベクトルで子育てしていくにはすり合わせは大事ですよね)
兎にも角にも、人にやっていいことと悪いことがあることは繰り返し話してあげるしかないという結論になりました。
三歳の時点ですべての善悪がわかっているわけではない。
だからこそ、思いつきの発言であってもそれが本当にしていいことかを考えさせる、ダメなことは教えてあげる、うやむやにせずきっちり詰めていくこにしました。
理由もなく悪いこととわかって悪いことをしてるバイキンマンも、アンパンマンがすきだからいじわるするバイキンマンも、やってよいお手本ではないことは当然のように話できますよね。
でも、アンパンチが悪いわけではないけれど、悪いバイキンマンだから鼻噛んでやる!というのもダメなことですよね。
大人でさえも、悪に対するお仕置きがどこまでOKかなんてわからないですよね。
でも、ひとつひとつ状況に応じてどう対応すべきか、親としても考えるいい機会になっているように思います。
お友達にはしないけれど、ママやお姉ちゃんにはやってもいいということでもないのです。
ある程度のことは、外で頑張っているから家でのわがままは目をつぶってあげたいと思いますが、度を過ぎればいつぼろが出るかわからない不安定な状況です。
少しずつ、物事の善悪を理解し、甘えで許されるものではないこともあることを分かってもらえるよう、家族で次女を見守っていきたいと思います。