お母さんになって気になる「子供から見たお母さんとの大切な時間」
今回は大学生・めいさんに聞いてみました。
(image画像)
私はママとは呼ばない
私はママのことを「ママ」と呼びません。「お母さん」とも呼びません。
「ゆみちゃん」と呼ぶんです。
「ゆみ」は私のママの名前です。
なぜそう呼ぶのか。聞いてくれますか?
(めいさん)
ママと呼んだ日
私が保育園に通っていた時、行きも帰りもママと一緒でした。
ある日の保育園の帰り、ママと一緒に夜ご飯の買い物に行きました。よく、
「お菓子選んできていいよ」
と言われ、お菓子コーナーで自分の食べたいお菓子を選んでいました。
私が選んでいる間、ママは野菜や魚、お肉など夜ご飯の食材選び。
正直子供からすると、夜ご飯の食材選びって退屈なんですよね。
お菓子を選び終わった後にママのところへ戻ろうとします。
が、いつもなかなか見つけられません。
「ママ!」
(小さい頃のめいさん)
自分のママを呼んでも見つからない。
と呼んで探して見ます。
するとたくさんの女の人が振り向きます。
そう、スーパーにはたくさんのママがいるのだから。
自分のママを呼んでも見つからないのです。
すると後ろの方から
「めい!」
と私の名前を呼ぶママの声が聞こえます。
(image画像)
小さいながらに私はあることを発見しました。
私はすぐに振り向きママの声がする方へ向かいようやくママと会えました。
ママはすぐに私に会えましたね。
私はこのとき、小さいながらに私はあることを発見しました。
そう。名前を呼べばすぐに分かるんだと。
ママと呼ばなかった日
また別の日、ママと買い物に出かけました。
この日は弟も一緒です。
いつものように2人でお菓子を選んでいました。
そして選び終わり、ママのところへ戻ろうとします。
「ママ!」
(めいさん子供の頃の画像)
やっぱり反応はないようです。試しに名前で呼んで見ました。
「ゆみちゃん!」
弟も私の真似をして名前で呼んでいます。
するとママが隣のブロックからひょこっと顔を出して私たちのところへ来てくれました。
ママはすごく笑っていました。
それから私と弟は名前で呼ぶとママが来てくれると思ったのでしょうか。
この日から私たちは【ママ】ではなく【ゆみちゃん】と呼ぶようになりました。
「ゆみちゃん!あのね!」
よく、ゆみちゃんが保育園に迎えにきてくれた日、嬉しくて私は「ゆみちゃん!あのね!」といって今日あった嬉しかったことをすぐに報告していました。
すると隣にいた別の子のママが
「仲良いね」
と言っていました。
ゆみちゃんはとても嬉しそうでした。
名前の意味
私は小学生になりました。
新しい友達と文字や数字、運動や音楽をたくさん学んでいます。
新しいことを学んでいて楽しいけど、難しいものもあります。
特に漢字はとても難しいです。
どうして平仮名は50個しかないのに漢字はこんなにたくさんあるんだろう、と困っています。
(image画像)
ある日、私は授業で名前の由来についてお勉強しました。
「名前には意味があります。自分の名前はどんな意味なのか、お母さんやお父さんに聞いてきてください。次の授業で発表してもらいます。」
と先生が言った。
家に帰ってお母さんに聞いてみました。
「私の名前の由来って何?」
そう聞いてみると、ゆみちゃんはペンと紙を持って私の名前を書いてくれました。
「めいの名前は漢字で【芽生】と書くんだよ。まだ学校で習ってないかな?この漢字の意味は【芽生える】っていう意味があるんだよ。素敵な人との縁が芽生えますように。素敵な恋が芽生えますように。そう願って付けた名前なんだよ。」
と教えてくれました。
(image画像)
一生懸命時間をかけて選んでくれた名前なんだって。
私はとても嬉しくなって、授業では堂々と発表しました。
ママの名前もおじいちゃんやおばあちゃんからもらった名前。
自分の名前の意味を教えて貰ってから私は自分の名前が大好きになったし、名前を呼ばれると嬉しくなった。
でもママは子供を産んでからママになると同時にママとしか呼んでもらえなくなる。
だって保育園や学校の先生はめいちゃんママ・めいちゃんのお母さんと言うし、おばあちゃんもパパも私の前では私に合わせてママと言うから。
ママもおばあちゃんとおじいちゃんに素敵な名前を貰ったはずなのにその名前を呼んでもらえないなんて可哀想。
だから私はその分ママのことを名前で呼ぶ。
(image画像)
いっぱい時間をかけて付けてくれた名前
「ゆみちゃん」もおばあちゃんとおじいちゃんがいっぱい時間をかけて付けてくれた名前だよね。
そんな名前を大切にしてあげたい。
たまに名前で呼んで良かったなと思う時があります。
それは怒られている時。
叱られ中でも「ゆみちゃん」と呼ぶとなぜかその場の空気が優しくなります。
だから怒られている時ほどゆみちゃん。笑
ママじゃなくてゆみちゃん。
だから私はママとは呼ばない。
(めいさんが小さい頃の写真)
調べば調べるほど興味深いです!
今回大学の授業で株式会社ルカコの掲載されている「ミライ図鑑」を使いとても興味を持った!
見学に行かせてください!とはじまった企画。
弊社に来社いただいた3人のうちの女の子が彼女だった。
めいさんは最初「ミライ図鑑」でルカコさんの会社のお話をみて面白い!と思ったので
色々調べました。
そしたら調べれば調べるほど興味深くて。
と興奮気味に話をしてくれたのがめいさんだった。
私たちができること提案させていただいてもいいですか?
大学の学生さんが弊社
(抱っこひも収納カバー専門店「ルカコ」・株式会社ルカコ)
にきてくれてインタビューが終わった頃。
私たち学生ができること、提案させていただいていいですか?
と彼女たちはなんとパパが使える育児バックの提案をイラスト付きで提案。
イクメンパパが持てるようなこういうのどうでしょう?
ただただインタビューをするだけではなく、こうした提案をくれるのは本当に嬉しかった。
ただいただいた提案のバックは既にあるので今回は他に何か一緒にできたらいいね、という話になり
今回の企画を第一弾としてさせていただくことになった。
名前で呼んでるよ!私も!
そしてそして、私も母親の事を「まみちゃん」と呼んでいる。笑
彼女のようなきっかけではないが母はとても明るくまわりのお友達に「まみちゃん」
と呼ばれていて、私も呼ぶようになった。
妹はどちらかというときちんとしている性格で母親の会社に用事でいく際は
「お母さんはいますか?」といっていた。(そっちが普通だとは思うけれど)
私は「まみちゃん、いますか?」と言うと会社の人は笑顔で「まみちゃん今いないよ~」と
めいさんがママを名前で呼んだ時に周りもママも笑顔になったように笑顔になったのが嬉しくて
それからも「まみちゃん」と呼んでいる。
(妹と私)
私自身は最近「ルカコ」と呼んでもらえることが多くなった。
昔からの友達や家族からは「忍」とよばれるが、なんだか恥ずかしいような嬉しいような
そんなかんじがしている。
子供からいつか「ルカコ」「忍ちゃん」と呼ばれる日がくるのかもしれない。