初めて親元を離れた社会の中に飛び込むということは、それだけ良くも悪くも自由度が増しますよね。
それでも、他のお友達と生活することで、我慢したり主張したり、社会の酸い甘いを子どもながらに学ぶのです。
ということは、多少おうちで悪さしても、今までできたことができなくなっていても、外で頑張ってるんだなと暖かい目で見てやらねばならないなと、私自身も肝に命じながら子ども達を見守っています。
さて、泣きべそ登園を乗り越えた次女はどんどん本領を発揮しています。
外面いいにも程があるという、家庭ではありえないいい子っぷりです。
早生まれとは思えない、素早い朝の用意・片付け、先生のお話を真剣に聞き、集中途切れることなく課題に取り組む、トイレは完璧、給食も残すことなく完食!!!
もちろん、お友達との関りも上手にしているとのことで、当にいうことなしとはこのことです。
なので、家庭での荒れはちょっと大目に…、とはいえめちゃめちゃ腹立ちます!(笑)
帰ってくる道のりでは機嫌よく、今日はこんなことしただとか、お友達の名前はわからないけどお友達できた(笑)とか、上手にお話してくれるのです。
そこでこちらも機嫌よく話を聞きながら、楽しく帰宅した直後からの脅威を覚悟していなかった自分を責めることになります。
外面いいにも程がある!家で荒れ狂う娘
にこにこと帰宅し玄関にはいって「ただいま!」というところまではなんの問題もないのです。
突然スイッチの入る、次女!!!!
「おなか減った。ごはん食べる。」
え????まだ2時半ですけど。
「ごはん食べるって言ってるでしょーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
早速100怒くらいの娘に母、硬直。
「とりあえず、帰ってきたら手洗いうがい、カバンぴかぴかにしてから食べる物だそうか。」
「飴食べる。」
いやいやいや!手洗いうがいや!
「手洗いうがいはとにかくしよう。風邪ひいたら遊べなくなるよ。」
納得して、手洗いする娘。
石鹸をキレイキレイの桃の香りに変えてから、手洗い後の匂いがテンション上がるらしく、鼻歌交じりに機嫌よく手洗いをしてくれるようになっているのでひとまず安心する母。
前までくちゅくちゅうがいしかできなかったのに、突然がらがらうがいができるようになり、洗面所の汚れも毎日ひどくなる一方だけれど、そんな成長にも喜びを感じたり…してる間もなく!!!!
「できた。ごはん」
「あかん!先かばん片付けて。」
渋々片付け始め、きっちりしている性格なので、中身は流しや洗濯籠にしまい、かばんを二階に片付けに行きます。
その間に急いで、ごはんよそったり昨日の残り物と今日の夕飯をすこしずづお皿に盛りつけていきます。(内心怒られることにビビる母)
娘が下りてきて一言
「飴も食べる。」
「最初ごはん食べるっていったから出しちゃったもん。お腹減ったときは飴じゃないと思うよ。」
「飴も食べたいー!(まだ1怒)」
ここから説得し納得してもらうまで長女のときはしたのですが(まずこんなキレ症じゃないですしね)、次女には二人目の手抜きというやつでつい諦めてしまっています。
(ダメ母な気もしますが、子育てに手抜きも大事!(笑))
結局ごはんの横に飴を一つ、ごはん食べた後にということであげてしまいます。
止まらない食欲 抑えられない怒り
さて、食べだしてからでも全然怒りは収まりません。
「これは食べなーい。」(食べたくない食材をぽい)
「食べられないものは食べなくていいから捨てないで。」
「あーーー!(3怒)」
「いやいや、これ作った農家の人とかお料理にしたあたしに失礼じゃない?」
「あーーーーー!(4怒)」
「あんたがそやって怒ってるの、神様とサンタさん見てるからなっ」
「見てないわ!」「見てるわ!」×10
「悪い子リストに登録されましたってメールきてるし。もうママにはどうしようもないな。」
反省し、ごはんを食べだす娘。
そしてしばらくして自分のしたことがとんでもない過ちだったと後悔の念に変わるのでしょう。
「わーん。ごめんねママー(号泣)」
っとここで彼女の怒りは落ち着いたかと思えばそうではありません。
15時ごろになり、長女が帰宅します。
一通り片付けが終わり、おやつをだしてやると次女も食べると主張。
のこりわずかなゴハンと飴とおやつ。
長女が食べ終わるころには、全部完食!!!
長女が宿題に取り掛かる頃にはまさかの
「まだお腹減ってるからおやつちょうだい。」
いやいやいやいや!!!!食べ過ぎやから!
「食べるって言ってるでしょー!(2怒)」
「ごはんじゃなくておやつ!?だってもうおやつもたくさん食べたけど??」
「両方たべるから。」
え????
結局また、ごはんをよそい、控えめにおやつを渡すと「おかずいる。おやつはちっちゃいの嫌。」と言われ…母はもう涙目(笑)
おやつはもうこれ以上ないと説得するも10怒な次女。
長女がおやつはたくさん食べないし、夕飯食べられなくなると話すととばっちりで怒り狂われる始末。
怒りは疲れ・眠気が原因 子どもだって疲れるのよ
<
散々怒り散らす次女は、時折反省したり、食欲に勝てなかったり、遊んでいても長女にいじわるしたりと暴れん坊でさぞ大変だろうとご想像のことかと思います。
ぱっと見ただのワガママなので、こちらもイライラしてしまいます。
でも、本当はそうではないんですよね。
幼稚園がんばってて、疲れて、緊張の糸が切れて、眠たいしぐずぐずいいたいし、お腹も減ってるような気もするのです。
それでいて、彼女は疲れてるんだよね、いっぱい食べて早く寝よっかといってもらいたいわけじゃない。
こんなとき、どうするか。
放っておく、これが正解!
やりたいようにさせる準備だけしてやる。でも、そこまでで、終わり。
(ごはんとお風呂の準備だけ万端にというように)
あとは自分で行動させる。
謝ってきて、手伝ってと頼んできたならば、にこにこ許して手伝ってやる。
しつこくくどくどは言わないし思わないです。
ああ、でもめんどくさい。なんて子なんだ。
でも、ポジティブに考えましょう。
家でお利口さんして、ママの目を騙して、陰で他のお友達にめーっちゃいじわるしてたらどうしますか???
家はできるだけ、甘えられる環境にしてあげるべきですよね。
もちろん、躾はします。ダメはものはダメ。いいことしてたらいっぱい褒める。
ご褒美はモノじゃないですよ。
誕生日とクリスマス以外に欲しいものなんてよっぽどのお祝いのとき以外ありえません!
子どもが学ぶべきことを学ばせずして、ウチは叱らない育児だからーっていうのは親の怠慢、ただの甘やかしだと思いませんか?
けれども、甘えられる環境、逃げ道、息抜きできる場所を家庭に作ってあげることが、思春期に上手に反抗期を迎えて卒業していく近道になるのではないかと思います。
躾もメリハリです!