前回より娘の赤ちゃんの頃のお話をお伝えしています。
育児の参考に!?
いや、こんなどんくさいママでもなんとかやってるじゃないと安心してもらうために!?
なにか得られるものがあれば幸いです。
離乳食時期の事件
順調に離乳食を始めて一か月がたったあるとき(ちょうど7ヶ月半くらいです)、私がバゲットを食べていると娘がやってきました。
本でパンがゆのレシピが載っていたことを思い出し、バケットなら小麦粉と塩と水でできているのでちょうどいいとお湯でふやかしてパンをすこーしあげてみることにしました!
一口なんかよりうんと少し、耳かき一杯分ほどのふやけたパン。
あげて一瞬のうちに、娘の唇が膨れ上がりました。
慌てて救急の相談に電話をすると、おっぱいを飲むかとか、息をしているかとかの確認をしてくれました。
おっぱいは飲めないものの呼吸はしていることを伝えると、すぐに救急外来を受診するよう言われ、慌てて向かいました。
幸い、のどの奥の腫れは呼吸を脅かすほどのものではなく、薬で腫れも収まりました。
あれ?もしかして食物アレルギー?と思いドクターに聞くと、離乳食進めるうえで検査しておく方が安心かもしれないのでかかりつけ医に相談してとのことでした。
でも実際すぐにかかりつけ医に話しても、小児アレルギー学会所属のドクターではあったものの小さな子に針を刺すこと・採血することをかわいそうがって、とりあえずうどんとかパンはやめておいてということで帰されてしましました。
もしかして私はとんでもない間違いを犯してしまうのではと不安に思う気持ちを誰に解消してもらえることもなく、ただただ小麦の除去をという理解をしてその日は終わりました。
またある日、突然娘の唇が腫れました。
朝コーンフレークを食べていた私を横でみていた娘が触ってなめてしまったのです。
またしても、救急に駆け込むこととなりました。
以前も同じことがあったこと、原因が複数にありそうなこと、アナフィラキシーショックになりうる食品があるおそれがあること、ドクターから説明を受けました。
あのとき、意地でも検査するようにかかりつけ医に話していれば違ったかもしれない。
自分の判断の甘さで子どもを死に至らしめるかもしれない。
ママの失敗 離乳食の難しさ
新米ママの無知なバカさ加減は半端ないですね。
まさかわが子がアレルギーの可能性を秘めているなんて、全く考えもせずにいました。
保育園に入れるまでにある程度食材食べられるようになれれば良いだろうと離乳食を与えていました。
また、食事を作るのは大好きだったけれど、それとこれとは別だということにはっと気づきました。
赤ちゃんに食べることを教える・いろいろな食材を食べられるようになるまでにどんなに努力と注意が必要か、とにかく食べる姿がかわいいなとか嫌がらず食べてくれてよかったとか、楽観的過ぎた自分をパンチしてやりたくなりました。
次かかりつけ医を受診したときは、乳製品も避けておこうか、念のために卵も一歳過ぎるまでやめておいたほうがいいかもと言われました。
でもここではいそうですかといってる場合ではありませんでした。
「今ここで血液検査してください。」
子どもが呼吸ができなくなるような食材がほかにあったらどうしたらいいんですか?
今まで食べていたものでも駄目なものがあるのではないでしょうか。
この子、肌がきれいな時がほとんどないんです。
分かっていなかっただけで、肌荒れしやすいのではなく、アレルギー症状がでていた可能性はありませんか?
畳みかけてやっと検査してくれました。
結果は、乳・卵・小麦・大豆・ナッツのアレルギーがありました。
今まであげていた、豆腐を食べさせるのをやめました。
醤油は粟醤油に変えたり調味料を全部見直しました。
お肌のあれがマシになってきました。
食物アレルギーとわかってから
そして、ふと妊娠中のことを思い出したのです。
妊娠前、元々大好きで二日で一本飲んでいた牛乳が妊娠を機にまずくて飲めなくなっていたのです。
お腹にいた時から娘は教えてくれていたのです。
ああ、なんてバカなママだろう。
気づかなくてごめんね。
今まで、色々SOSをだしてくれていたのに…
食物アレルギーだったことを私の母に言うと、お米やお魚が食べられて良かったじゃない。
本当にその通りでした。
小麦プラスお米のアレルギーの子は、主食が本当に困るといっていました。
皆が朝幼稚園や保育園に行く前に手軽に食べているおにぎりやパンが食べられない。
お弁当にご飯を詰めようにも、低アレルゲン米はあまりに高価でおいしくないそうです。
食物アレルギー持ちのママさんがんばれ!!
食物アレルギーをお持ちのママさん、本当に日々のお料理お疲れ様です。
アレルギー除去食材も探せばいろいろあり、楽しむことも可能です。
でも、現実を突きつけられたショックと気軽に離乳食を作って・食べさせてができない辛さは計り知れません。
食物アレルギーに限らず、子育てしているといろんなことがありますよね。
病気やケガだけではなく、日々のヒヤリは計り知れないほど。
振り返ればもう大丈夫と言えることも、現在進行形で悩んでいるときは必死ですよね。
さて、食物アレルギーによって私はまだまだたくさんの失敗と学びを繰り返しています。
それはまた別の話…ですが。