公園には落ち葉やどんぐりが沢山落ち始めて、子どもたちにはとっても楽しい季節になりましたね♪
落ち葉あそびやどんぐり拾いの季節の遊びは積極的に子どもにさせて子どもの見る世界を広げていって欲しいなと思っています。
自分で拾って集めた木の実は子どもにとって宝物。「持って帰る!」と言われた時どうしますか?
昔、大切に小箱の中に仕舞っていたどんぐり。放置していて再びあけた時には地獄絵図。という想い出が!笑
そう。虫が湧くんですよね・・しかもウジ虫のようなのが沢山・・。まだドングリが青いうちにゾウムシ等が産みつけた卵が羽化してそのようなことになるそうで。
じゃあ拾って来たどんぐりはどう処理したらいいの?というのは調べれば沢山出てきます^^
※まず水の中に入れてみて浮いてくるどんぐりは虫食いしている証拠なので捨てるべし
○熱湯で5−10分ほど茹でて乾燥させる
○1週間ほど冷凍する
×電子レンジでチンは破裂の可能性があるのでNG
あー!あるある。どんぐり持って帰る!虫で地獄絵図怖いからそーっと庭においておく流れ笑
これらの方法が今まで何となく知っていた方法なのですが、今回こんな方法を見つけてびっくり☆
どんぐり銀行でどんぐり貯金が出来る!
どんぐり銀行は、その名の通りどんぐりを預けられる銀行です。
本店は高知県の大川村にある大川村ふるさとむら公社にあるのですが、なんと日本全国に出張所があるのです。
その出張所とは皆さんがご存知のあのジブリグッズで有名な「どんぐり共和国」!なんだか夢がありますよね☆
どんぐりを預けたり通帳を発行できる「どんぐり銀行出張所」は全国の「どんぐり共和国」店舗内にあります。
※出張所のない店舗もあるので要注意
初めは100円で通帳を発行してもらい、どんぐりを持っていくと預かってもらうことができます!
なんと毎年100万個ほどのどんぐりが集まっているそうでびっくり!
へー!そんな素敵な取り組みがあるなんて初めて知った!
どんぐり銀行が出来た経緯
どんぐり銀行本店のある高知県の大川村には四国の水源となる西日本で最大級の「早明浦ダム」があります。
あるとき、早明浦ダムの貯水量がどんどん少なくなってくるという問題が起きました。
この原因は一度開拓されて植えられたのちに人口減少により管理されなくなった周りの山のスギやヒノキの「針葉樹の人工林」でした。針葉樹は1年中葉っぱが落ちず、山の水を多く必要とするので山が砂漠化してしまいます。
そこで「落葉広葉樹」の森を取り戻す為に植林活動が始められました。
どんぐり貯金が植林活動になるまで
植林活動の為に始まったどんぐり銀行一体どういう仕組みなのかと言うと・・
「どんぐり1個」=「1D(ドングリ)」という単位で数えます♪
どんぐり銀行が預かってくれるのは「自然に落ちた新鮮などんぐり」♪
預ける前には新鮮などんぐりかチェックする為の行程が必要です
そして通帳を発行し、どんぐりを貯めていきます♪
通帳を持っていけば次からは無料で通帳に記帳してどんぐりを預かってもらえます。
預けられたどんぐりはどうなるの?
預けたどんぐりはすべて大川村の本店に送られ、本店ではドングリを選別をして水に浸し、発芽させます。
芽を出したどんぐりは、ひとつひとつポットに植えられて大事に育てられます。
全国の子どもたちが集めたどんぐりが芽をだして苗木になる。なんだかとっても感動するエピソードですよね。
100D貯めると苗木に交換出来る!?
年に1度払い戻し期間が定められており、その期間にどんぐり通帳を持っていくと苗木と交換出来ます。
この苗木は先程お伝えしたようにどんぐり貯金でみんなから集めたどんぐりから芽が出て育った苗木☆
「苗木は自分で受け取り育てる」か「本店のある大村川で代理植樹してもらう」という方法どちらかを選べます。
代理植樹を選んだ場合には大川村の植樹祭で植樹エリアに植えられたり、全国に旅立って緑の森作りに役立つそうです。
まとめ
どうしても拾って来ちゃうどんぐり♪虫対策の処理をしてまでお家に置いて置くのもなぁ、、と悩まれてる方はこのような取り組みをお子さんとしてみるのはどうでしょうか?
100D(ドングリ)の目標を立てて一緒に集めると大人も楽しめるかも知れませんね(*^^*)
画像出典:BENELIC株式会社公式サイト